ここはエストニアの首都タリンの旧市街。
左側に見える高い建物は19世紀後半に建設されたロシア正教会のアレクサンドル・ネフスキー大聖堂。その右に見えるのは聖母マリア大聖堂。
エストニアにはロシア正教徒とプロテスタントが約3割ずつ存在しているのだ。
公用語はエストニア語だが、エストニア語の学校と、国内の約3割を占めるロシア系住民のためのロシア語学校もある。
しかし現在、改革党と保守人民党はロシア語による教育の廃止を主張しており、国内の世論が割れている。また、ロシア語の教師不足が深刻で、約20%の教師が資格なしに教師をしているということも最近判明した。
2019年3月に行われた総選挙では、ロシア語教育を巡る対立が争点となった。
今後の動きに注目である。
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(写真:Kavalenkava / Shutterstock.com)