リビア北西部の街、サブラータ。地中海に面したこの街はかつて紀元前500年頃にフェニキア人によってつくられ、交易で発展した港町である。一度は衰退したものの、その後、ローマ帝国や東ローマ帝国の支配下となり、都市が再建され、繁栄したとされている。
写真にある遺跡は世界遺産にも登録されており、それぞれの時代ごとの建造物の跡が残っている。特に、3世紀初めごろに建てられたとされている三層構造をした円形の劇場は目を見張るものがある。
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(写真:Das_A/Flickr[CC BY-NC 2.0])