バハマのエグズーマ島にあるビッグ・メジャー・ケイと呼ばれる場所。透明度の高いエメラルドグリーンの海を泳ぐのはなんと、驚くべきことに豚である。ここには数十頭の豚が生息しており、別名ピッグ・アイランドとも言われている。
特別人間に飼育されているわけではないこの豚たちは、地元住民や観光客から餌をもらい、代わりに癒しを与えている点で、人間とある種の共存関係にあるとみられてきた。
しかし、近年では、観光客の度が過ぎた行為により、豚たちに危害が加えられる事態が起こっている。バハマの豚に限らず、かわいらしい姿で話題を呼び、多くの観光客を魅了する動物は多いが、改めてその関係性を考える時に来ているのではないだろうか。
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(写真:Y Nakanishi/ Flickr [CC BY-NC-ND 2.0])