エチオピアの小さな都市ラリベラ。この地はキリスト教の巡礼地として有名で、「ラリベラの岩窟教会群」は世界遺産ともなっている。
この写真は、毎年9月下旬に行われるエチオピア正教のお祭り「マスカル祭」の様子をラリベラで撮影したものである。「マスカル」とは十字架を意味し、キリストが十字架を見つけた日として祝祭日になっており、各地で大規模な行事が行われる。修道士たちは鮮やかな衣装を身にまといこの日をお祝いするのだ。
祭の当日、エチオピアの首都であるアディスアベバのマスカル広場には特に多くの人が集まる。祭りの最後には、十字架に火がつけられその炎は激しく燃え、人々は大盛り上がりとなる。
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(写真:Anton_Ivanov / Shutterstock.com)