白色や黄色の絵の具のようなものを顔に塗った子供たちが座っている。これはミャンマーの天然化粧品でタナカ(Thanaka)と呼ばれるものである。
タナカはタナカという木をすり潰したもので、ミャンマーで2000年以上にわたって使われているそうだ。先人の知恵が生かされた文化を人々は継承してきている。タナカは日焼け止めやニキビ防止など美肌効果を狙って使われ、都市部での使用者は減っているものの、現在もごく一般的に使われている。また化粧品をペイントする文化は世界的にも珍しく、天然由来の成分への注目もあり、お土産にも人気の商品となっている。
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(写真:Adam Cohn/Flickr[CC BY-NC-ND 2.0])