青い海と空に白い要塞がよく映え、地中海を思わせるこの風景はどこだろうか。ここはバーレーンの北部に位置する要塞の跡である。
この場所は「ディルムン」と呼ばれる古代文明を語るには欠かせない要衝の中心地であったと考えられている。そのため紀元前2300年以降、ポルトガルの統治下にあった16世紀に至るまで何度も建設が繰り返され、層状の遺跡となった。
このように長い間様々な治世を経たことで、多様な建設物が残されており、2005年にはバーレーンで初めての世界遺産に登録された。
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(写真:Isabell Schulz/Flickr[CC BY-SA 2.0] )