インドネシア:5,500万人の生徒を抱える教育の現状

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1 件のレスポンスがあります

  1. 元マネジングディレクター より:

    とある公立高校にて教員をしている者です。
    教員の質に関して言えば、日本でも疑問視されていますよね。インドネシアでいう賄賂のような金銭面での不祥事は聞かれませんが、体罰などその言動に問題があった事件は毎日のように報道されています。となれば、やはり教員養成段階や、現職の教員に向けた教育の充実は不可欠であると言えます。いわゆる「教育先進国」といわれているフィンランドでは教員になるには大学院を卒業することが必須となっているそうです。急激に改革することは難しいでしょうが、日本もインドネシアも何かしらの対策は必要ですね。
    あとは、教員の待遇面も重要です。日本では教員の副業は法律で禁止されているので、インドネシアのような問題は起こりえないですが、それでも残業代というものが無かったり部活動手当が少なかったりと、業務が給料に見合っているかどうかは疑問視されています。(私個人としては現時点で大きな不満はありませんが。)さらに、必ずしも基本給が労働量に比例しないという、公務員ならではの給与体系も時に問題となります。語弊を恐れずに言えば、「頑張らなくても」同期と同じ給与がもらえる、という状況ができあがり、フリーライダーのような存在が出現してしまうことも少なくないと思います。教員のモチベーション維持にも大きく影響する給与体系は、これからどう見直されていくのか、海外にも目を向けながら注視していかなければいけませんね。

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