「移民入ってくるな!」、「アフリカに帰れ!」、「我々のミミズを食べるな!」
この絵では、移民を反対しているのは人間ではなく、鳥だ。地元の鳩たちが反対しているのは、アフリカからの渡り鳥、ツバメだろうか。
この絵が現れたのは、クラクトンというイギリスの町。イギリス独立党(UKIP)が2014年に初めて国会議席を獲得した町だ。この政党はイギリスに入ってくる移民を反対し、欧州連合(EU)からの離脱を押してきたことで有名になった。
この絵は差別を煽るのではという苦情が1件提出され、描かれてから2日も経たないうちに町議会によって剥がされた。移民・難民問題や差別について考えさせるための絵だったのではないだろうか?
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(写真:Duncan Hull (CC BY 2.0))