キリスト像が見守る町、オルーロ。
アンデス山脈の高原地帯、標高約3700メートルに位置する。
赤茶けた建物が並ぶ街は、山々に囲まれている。
かつては、ボリビアの一大鉱山都市として繁栄していたが、20世紀後半にスズの価格下落とともに町は衰退した。
しかし、現在も工業都市の1つとしてボリビアの経済を支えている。
普段は寂れた雰囲気のオルーロが、活気にあふれる瞬間がある。
それは、2月のカーニバルが行われる時期だ。
オルーロのカーニバルは、リオのカーニバル、クスコのインティライミと並び、南米三大祭りの1つである。
ボリビアの歴史と文化を体現した鮮やかなカーニバルは、ユネスコの無形文化遺産にも登録されている。
ボリビアについてもっと知る→「ボリビアのリチウム開発問題」
(写真:sunsinger/Shutterstock.com)