アルメニアの最北部に位置するシュニク州。
この土地では、何世紀にもわたり牧羊が盛んに営まれている。
牧羊家たちは、羊からとれる乳を原料としたチーズなどの商品や羊毛、羊肉の販売により生計を立てる。
3か月間で羊一頭から10㎏のミルクと1.5kgの羊毛がとれるという。
近所の牧羊家同士で助け合い、ラブラドールレトリバーによく似た、人間によく懐くギャンパーという犬を使って何百頭もの羊を世話する。
彼らは、顔や体の特徴により一部の羊には名前まで付け、見分け育てているようだ。
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(写真:christian kober/shutterstock.com)