ここは、チュニジア南部に位置するマトマタ。
原住民のベルベル人が、12〜13世紀ごろに侵攻してきたアラブ民族から身を隠すため、作られたのがこの洞窟住居だ。
地面に巨大な穴を掘り、その側面に居住用の穴を掘って生活している。
現在のマトマタは新旧ふたつの集落に分かれており、住民のほとんどは新しい集落に移り住んでしまった。
最盛期には約3500人が住み、自給自足で生活していたが、現在では2家族のみが残っている。
映画『スターウォーズ』の撮影が行われたところもあるという。
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(写真:Kekyalyaynen/Shutterstock.com)