海から獲りたてのバショウカジキ。
ソマリアの漁師の仕事は決して楽ではない。
ソマリア政府が崩壊した1990年代以降、武力紛争が続いている。
また、政権の崩壊とともに海軍も沿岸警備隊も機能不全に陥った。
それを契機として、諸外国からの漁船がたびたび不法侵入し、乱獲が続いた。
魚が獲れなくなったソマリアの漁師が海賊になっていったという説もある。
陸ではアフリカ連合が武装勢力を、海では複数の国の海軍や民間軍事会社が海賊を抑制しようとし、ソマリアに平和が訪れることは未だにない。
ソマリア付近の海の現状についてもっと知る→「涙の門:バブ・エル・マンデブ海峡」
民間軍事会社の活動についてもっと知る→「戦争の民営化?民間軍事会社の台頭」
(写真:AMISOM Public Information / Flickr [CC0 1.0])