「種差別」という言葉を聞いたことはないだろうか。
それは、私たち人間のあいだで行われる差別とは違って、生物のあいだで行われるもの。犬はペットとして可愛がられても、牛は食べられてしまうことがその代表例だ。
種差別に反対するために行われることの一つに菜食主義がある。
菜食を実践することで、動物の福祉や生きる権利を守ろうということだ。さらに食べ物の選択だけでなく、動物実験や動物園の廃止も求められる。
つまり、人間の都合によって動物を利用してはならないという考え方が種差別を否定するのである。種差別は、もしかすると「倫理的」に生きるためのキーワードなのかもしれない。
菜食主義についてもっと知る→「人はなぜ、肉を食べないのか?」
(写真:Whoistheroach/Wikimedia Commons [CC BY-SA 4.0])