あまり馴染みのないこの鳥。頭部に見られる毛である、冠羽(かんう)が8つに分かれた頭の様に見えることから、ヤツガシラと呼ばれている。冠羽は普段は折りたたまれているが、興奮したときに扇のように広がる。
ヨーロッパやアフリカ、アジアなどに生息しているヤツガシラであるが、イスラエルが建国60周年を迎えた年に、国民投票を経てイスラエルの国鳥となった。しかし、旧約聖書ではヤツガシラは不浄な鳥であることから、ユダヤ教徒にとっては食べてはいけない鳥とされている。
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(写真:Derek Keats / Flickr [CC BY 2.0])