ここはペルー、アレキパ市の歴史地区である。世界遺産にも登録されているこの地区は、近くの火山で採取される石灰岩で造られている建物が多いため、「白い町」と呼ばれている。
アレキパ市はスペインによって支配されていた植民地時代の建物様式が多い。これはアレキパ市の現在の街並みが当時のスペイン総督によって開拓されたことが影響している。また、地理的に豊富な食材が流通しやすく、過ごしやすい気候であったことから、大地主といったエリート層が好んで住んでいた背景も関係している。
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(写真:Molmenti.E / Wikimedia Commons [CC BY-SA 4.0])