チリのアンデス山脈と太平洋の間に位置するアタカマ砂漠。世界一乾燥している土地としても有名なこの砂漠は、古くから東西交易の拠点としての役割を果たしていたが、その苛酷な環境から「死への道」として恐れられていた。
この世界的にも特異な環境に2025年に稼働することを目標に、巨大マゼラン望遠鏡の完成が目指されている。世界一乾燥しているため、観測に適していることが、この場所が選ばれた主な理由だ。
完成すれば世界最大となるこの望遠鏡は、宇宙の辺境にある銀河やブラックホールから発せられた光子の捕捉と検出、地球外生命の探査などを行う。
死への道が、未知への道へ。
この場所で我々人類はどんな発見と出会うのでしょうか…
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(写真: Anton_Ivanov/Shutterstock.com)