ブータンの各都市に存在するゾンと呼ばれる建物。
このゾンという建物は、もともとチベットからブータンに逃げてきた僧侶たちがチベットからの攻撃に備えるために作られた、城塞の役割をしていたものだとされています。現在では県庁兼寺院として使用されていることが多いようです。
そのゾンの一つ、「リンプン・ゾン」と名付けられ建物が、ブータン第2の都市であるパロに建てられています。20世紀初めにもとの建物は火事によって焼失しましたが、のちに再建され、今の姿となっています。
リンプン・ゾンがあるパロという都市には、ブータン唯一の空港があり、空の玄関口としても知られています。ほかにも様々なゾンや僧院などがある、人気の観光地です。
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(写真:De Ignatius Tan /Shutterstock.com)