「食品ロス(フードロス)」という言葉を聞いたことがあるだろうか。食品ロスとは、食べることができるにも関わらず、捨てられる食品を指す。
現在、世界では年間40億トンの食品が生産され、その約3分の1である13億トンが廃棄されており(食品廃棄物量は皮などの不可食部の廃棄も含むため、食品ロス量とは区別される)、社会問題になっている。
食品ロスは先進国だけでなく、途上国でも問題になっており、SDGsにも深くかかわる問題である。食べたくても食べられない人がいるのに食べ物を残すのはもったいない、と耳にすることは多いだろうが、そのような倫理観にとどまることなく対策を講じていかなければならないのではないだろうか。
(写真:Veronica/Flickr[CC BY-NC 2.0] )