青い空の下、ずらりと本が並んでいる。スペインのマドリードにあるモヤノ坂(Cuesta de Moyano)は主に古本屋が立ち並ぶ通りだ。本の新旧、ジャンルを問わず、様々な本が売られている。
4月23日は国際連合教育科学文化機関(UNESCO)によって定められた世界図書・著作権デーである。1995年にスペインからの提案を受けて制定された、本と読書の楽しみを促進するための日だ。それだけでなく、UNESCOでは本の可能性を引き出すために、先住民族の言語や地方言語での出版も支援している。
また、2001年からはこの国際デーの盛り上がりを受けて、毎年「世界本の首都」を指定しており、選ばれた都市は読書文化とそれに関するネットワークの普及に取り組むことになる。
今日は何か一冊本を開いてみてはいかがだろうか。
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(写真:Alfredo Urdaci / PromoMadrid / Wikimedia Commons [CC BY-SA 2.0 DEED])