レゲエ音楽誕生の地として知られるジャマイカ。
歴史的に様々な文化のるつぼとなったこの地では、レゲエのみならず数々の音楽が生みだされてきた。
このストリートミュージシャンたちが演奏しているのは、「メント」と呼ばれるジャマイカ音楽だ。
メントは、まだ奴隷制度が残っていた19世紀に、黒人奴隷によってもたらされたアフリカ系の音楽と、支配階級にあったヨーロッパ系の音楽が融合して生まれたものだ。
楽器を演奏できる奴隷は、主人から優遇されることもあったという。
メントはその後1950年代に全盛期を迎え、さまざまなジャマイカ音楽の前身的な存在となった。
何気なく聞いている音楽もバックグラウンドを知れば、少し違った一面が見えてくるかもしれない。
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(写真:Yevgen Belich/ Shutterstock.com)