アルゼンチンとチリにわたるパタゴニア。
16世紀、フェルディナンド・マゼランがこの土地に住む先住民族をパタゴンと命名し、彼らが住む土地から「パタゴニア」と名付けられた。
アンデス山脈を境にアルゼンチン側とチリ側では気候は様変わりする。
アルゼンチン側は、乾燥し砂漠が広がっている一方で、チリ側が比較的雨が多く広大なフィヨルドが広がっている。
多くの国立公園が存在し、その自然の絶景を見るため世界中から人が集まっている。
古くからこの土地には様々な先住民族が暮らしてきた。しかし、農業に適し、また鉱物資源が豊富なこの土地は、政府や企業の経済的利益のために脅かされ続けている。先住民族の1つであるマプチェと政府の間の対立は続いている。
マプチェの置かれている現状について詳しく知る→「抑圧される先住民族:南米のマプチェ」
(写真:Douglas Scortegagna/Flickr CC BY 2.0 )