ここはレソト王国。
レソト王国は、周囲を南アフリカ共和国に囲まれている「世界最南の内陸国」として知られており、国土全体がドラケンスバーグ山脈の中にある。
国土に平地がない、積雪などの影響から、通学が困難になっている子供もいる。
さらに中等教育施設の不足も問題となっている。
レソト王国では、2000年より初等教育の無償化が導入された。
そのため、レソト王国の「初等粗就学率」は100%を上回っているが、無償化の対象ではない「中等粗就学率」は30〜39%にとどまっているというデータがある。
また、後発途上国としては珍しく、女子の就学率が男子のそれを上回っており、識字率については成人女性が95%、成人男性が83%である。
その原因として、男子の多くは、小さいうちに家畜の世話をし、働ける年齢になると出稼ぎに行くことが挙げられる。
レソト王国の教育における課題は少なくはなさそうだ。
これからどのように解決を図っていくのであろうか?
世界の教育についてもっと知る→「インドネシア:5,500万人の生徒を抱える教育の現状」
(写真:Di.Malealea/flickr[CCBY2.0])
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