スロバキアの首都、ブラチスラバ。
この都市が今の名前で呼ばれるようになったのは、今から100年前。
1918年のオーストリア・ハンガリー帝国の解体まで、ドイツ語で 「Pressburg」、ハンガリー語で「Pozsony」、スロバキア語で「Prešporok」と、3つの名前を持っていた。
3言語が飛び交っていたこの国際都市は、古くからヨーロッパ最大の都市の一つとして栄えてきた。
街の中心には、ドナウ川が走る。
隣の国オーストリアの首都ウィーンまでは、船に乗って1時間と少し。
昔ウィーンからやってくる貴族や知識人に愛されたこの場所には、中世の美しい建造物や音楽などの伝統が色濃く残る。
かの有名なモーツァルトもベートーベンも、演奏会を開いたという。
行けば中世にショートトリップできるここブラチスラバは、今では人気の観光名所だ。
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(写真: TTstudio/Shutterstock.com)