ここはメキシコ、ミチョアカン州の都市モレリア。美しく輝いている建物はモレリア大聖堂である。
スペイン人の設計のもとに1660年に建設が開始され、84年後の1774年に完成した。約70mの2本の鐘楼があるため、メキシコで4番目に高い建物となっている。内部は当初バロック様式であったが、19世紀にその大部分が新古典派様式へと変わった。
この大聖堂には4600本ものパイプを持つオルガンがある。20世紀初頭にドイツで作られたものだ。そのため国際音楽祭やオルガン祭などが開かれることもある。
また、モレリア大聖堂があるモレリア歴史地区は世界遺産になっている。 一方でミチョアカン州では麻薬密輸集団が関与する問題が発生している。
ミチョアカンについてもっと知る→ 「メキシコのアボカド問題:麻薬密輸集団に抵抗する産業」
世界遺産についてもっと知る→「世界遺産と国際報道」
(写真:Armando Maynez / Flickr [CC BY 2.0])