ここはカタールの首都ドーハにあるスーク・ワーキフ。カタールで最も古いスーク(市場)の一つである。
約250年の歴史を持ち、元々は遊牧民が動物や羊毛などの交易を行う場所であった。アラビア語の「ワーキフ」は、「立っている」という意味で、かつての商人たちが商品を立った状態で売っていたことに由来している。
しかし徐々に衰退し、2000年代になると、この歴史的な場所を残すために再建が行われることが決定した。そして、過去と現在をつなぐ伝統的な建築様式で再建が進められ、写真のような形のスーク(市場)が完成した。
このスーク(市場)では、食べ物や服、お土産などを買ったり、食事をすることができるだけでなく、年に数回様々な祭りが行われるようだ。観光客にも人気の場所である。
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