ナミビア北部に生活するヒンバ族。
彼らは電気やガスが無い自然で伝統的な掘っ立て小屋に住み、放牧や観光客のための自然保護運動によって生計を立てている。
そんなヒンバ族は「世界で一番美しい民族」として知られる。
その由来は、一生に一度も身体を洗わないという風習にある。
その代わりに「オーカ」という酸化銅を多く含む岩石を砕いた粉に牛乳から作ったバターを混ぜたものを身体全体に塗る。
この「オーカ」には強い日差しや虫、寒さ、乾燥などから肌を守る効果があり、洗い流すことなく日々塗り重ねていく。
世界一の美しさの秘訣は、あらゆる環境から身体を守る万能粉「オーカ」にあるようだ。
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(写真:撮影者:ah_fotobox/Shutterstock.com)