街にそびえ立つ大きな手のひら。これはブラジルのサンパウロにあるラテンアメリカ記念公園に展示されているモニュメントであり、1987年にブラジル生まれの建築家オスカー・ニーマイヤーによって作られた。
指が目一杯に広げられ、血が滴るように南アメリカ大陸の地図が描かれたこの手は、ラテンアメリカの自由、主権、社会正義のための現地人による闘争への賛辞を表しており、「汗と血と貧困は、分断され抑圧されたラテンアメリカの歴史を刻んでいる」という一文が残されている。
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(写真:Monica Evelyn da Silva / Wikimedia Commons [ CC BY-SA 4.0 ])