2019年9月に開催された国連気候変動サミット2019を取材しているジャーナリスト。
カメラマンの着用するTシャツに書かれている「The future depends on knowing」は、リアル・ニュース・ネットワークと呼ばれるアメリカのボルチモアを拠点とする非営利団体が掲げるスローガンで、「未来は知ることにかかっている」と訳すことができる。
しかし日本での国際報道は、ここ30年をみると様々な要因から減少傾向にあり、報道される地域の偏りがさらに強まることが懸念されている。
このような報道から情報や知識を得る私たちは、どんな未来を迎えるのだろうか。
詳しくはこちら→「国際報道はなぜ減少したのか」
気候変動問題と報道についてはこちら→「吠えない番犬:気候変動とメディア」
(写真:UNclimatechange/Flickr[CC BY-NC-SA 2.0])
日本という地理的、経済的要件から報道される地域の偏りは必然。国内報道だけでも東京が何割を占めるかを考えるとこの事は分かる。全ての国の全ての事象を一報道機関によって網羅する事は不可能。ならばどうするか。自分にとって必要なピースを自分で探し出す事だ。このことはインターネットによって容易になった。ただそいつを外向きにさせる事だけで解決する。まさしくこの事が問題であり、ここに将来への悲観が隠されている。