1984年、ユーゴスラビア(現ボスニア・ヘルツェゴヴィナ)のサラエボで共産圏初の冬季オリンピックが開催され、大成功を収めた。
しかしその8年後、ボスニア紛争が勃発。サラエボの街は激戦地となり、多くのオリンピック施設が破壊された。オリンピック・スタジアムは廃墟と化し、その周辺はボスニア紛争の犠牲者を埋葬する墓地となった。
かつて多くの人で賑わい、選手たちを照らしたオリンピック施設がこのような姿になることを、誰が予想しただろうか。
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(写真:TKnoxB / Flickr [CC BY 2.0])