この動物はヨーロッパから西アジアにかけて草原域に生息するヨーロッパハムスター。かわいらしい見た目とは裏腹に、体長30㎝と巨大で暴力的な性格が特徴だ。
昨年の7月、ヨーロッパハムスターは国際自然保護連合(IUCN)によって近絶滅種に認定された。原因は気候変動や農業、光害などによって、生息数が減少していることにある。このまま保護策を講じなければ30年以内に絶滅すると想定されている。
またヨーロッパハムスターは、生物量は少ないが生態系に大きな影響を与える中枢種だ。生態系の崩壊を防ぐためにも、現在保護活動が行われている。
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(写真:Bas Kers / Flickr [CC BY-NC-ND 2.0])