ウクライナのコロムィーヤ市には卵の形をした、奇妙な建物がある。この写真が撮影されたのはプィーサンカ美術館だ。ウクライナ語で「プィーサンカ」というのはイースター・エッグのことだが、これはただの彩色した卵ではない。蝋と染めを使用して、卵に美しい民芸的や宗教的なデザインを描いたものである。
美術館は2000年に開館され、現在では1万以上のプィーサンカが展示されている。その中には、ウクライナだけではなく、世界中から集まったイースター・エッグが展示されており、最古のものは100年以上展示されている。美術館の中心部は卵の形をしており、高さが14m、直径が10mである。また、建物の正面にはプィーサンカのような伝統的なデザインがある。
2007年に、プィーサンカ美術館はウクライナ政府に「現代ウクライナのモニュメント」と名付けられた。
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(写真:Andriy Baranskyy/Flickr [CC BY 2.0])