1979年のイラン・イスラム革命以来、イラン政府は非イスラム教最大の宗教的少数派であるバハイ教の信徒を迫害してきた。バハイ教徒は逮捕や拷問、強制失踪などの差別や抑圧を受け、子どもたちは高等教育を受けることも禁じられている。
バハイ教徒が高等教育を受けることを禁じられているという不平等を、世界のストリートアーティストと協力し、創造性と芸術を通じて訴えているのがNot A Crime という活動である。この写真はイギリスのロンドンにあるストリートアートで、活動の一環として描かれたものだ。Not A Crimeに賛同するスローガンを掲げた豆を描いている。この活動で描かれた壁画はロンドンだけでなく、デリーやサンパウロ、シドニーなどに複数の都市に存在している。
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(写真: duncan cumming / Flickr[CC BY-NC2.0]