土から天へ伸びたようなこのオブジェ、実はすべてアリ塚である。
先日、ブラジルで世界最大級の建造物が発見された。
といっても、製作者はシロアリだ。
4000年も前から作り続けられているそのアリ塚群は、地表部分にて最大3メートルのオブジェを有する。
イギリス国土全体とほぼ同じ面積にあるそれらの土の量はエジプト・ギザのピラミッドの4000倍にも及ぶ。
このアリ塚群は今も拡大を続けている。
古代に作られた建築物は保護される場合がしばしばあるが、その手の及ばぬ場所にてひっそり存在する歴史物もあるのだろう。
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(写真:Bernard DUPONT/ Flickr[CC BY-SA 2.0])