これはセネガルにあるレトバ湖という塩湖である。この赤い見た目からラックローズ(赤い湖の意味)という通称で知られている。この場所は地球の中でも比較的強い太陽光が当たることによって盛んに水の蒸発が起こる。そのため塩分濃度が世界で死海に次いで2番目に高い。
このような色になるのはドナリエ・サリナという名前の藻が大繁殖することにより、この色の色素を作り出している。この湖では多くの人々が製塩業に従事しているが、正当な報酬を得ているとは言えない現状もある。また近年、降水量が多くなったことで製塩業と観光業の双方に影を落としている。
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(Mat Distef / Flickr [CC BY-NC-ND 2.0])