インド西海岸の都市、ムンバイ。
17世紀以降にイギリス東インド会社の影響もあり、インド最大の造船業の街として、インド西海岸の貿易の要となったムンバイは、近年ダイヤモンド加工業、ヘルスケア、IT産業といった分野でも経済発展を遂げ、今ではインド最大の金融・商業都市となった。
そんなムンバイを始めとして経済発展著しいインドだが、国内での問題も多く残っている。
その中でもカースト制度による人種差別は現在も根強く残っており、深刻な問題だ。
生まれによって、社会的地位だけではなく、職業、結婚相手なども制限されてしまっており、階級の低い人々はしばしば残虐行為の対象になっている。
著しいインドの経済発展とともに背景に、こうした社会問題が潜むことを忘れてはいけない。
世界の人種差別の現状についてもっと知る→「人種差別報道:世界の現状とイメージのギャップの裏には」
(写真:Skye Vidur/Wikipedia CC BY-SA 2.0)