ナウル共和国:リン鉱石の採掘

執筆者 | 2019年09月24日 | ICHIMAI World

南太平洋ミクロネシアに浮かぶ島、ナウル共和国でのリン鉱石の採掘の様子。

 

19世紀後半から、世界有数のリン鉱石の採掘場として知られ、これにより国は豊かな経済を保っていた。

 

面積が約21㎢と世界で3番目に小さいこの国は、サンゴ礁の上に何百万年もの間にわたってアホウドリなどの海鳥のフンが堆積してできた島であり、その一部が長い時間をかけてリン鉱石に変化したのだ。

 

しかし、1990年代頃からリン鉱石が枯渇。経済が崩壊し、2004年には失業率が90%に達したとのデータも発表されている。

 

これだけにとどまらず、中東・アフリカ・南アジアから逃れてきた難民が隔離施設に入れられていることや、気候変動に伴う海面上昇といった問題も現れてきており将来に向けた問題は山積みだ。

 

ナウルでの難民問題についてもっと知る→「太平洋の島の難民隔離施設

太平洋諸島における気候変動問題についてもっと知る→「太平洋諸島と気候変動

 

(写真:Department of Foreign Affairs and Trade/Flickr[CC BY 2.0])

0 コメント

コメントを投稿する

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Japanese