国連がジェンダー・スナップショットを発表

執筆者 | 2025年09月17日 | GNVニュース, ジェンダー・性

GNVニュース 2025年9月17日

2025年9月15日、国連の機関である国際連合女性機関 (UN Women)と国連経済社会局(UN DESA)が「ジェンダー・スナップショット2025 」の報告書を発表した。この報告書は、国連が2030年までの達成を目指す17の持続可能な開発目標(SDGs) すべてにおいて女性と女児に焦点を当てた進捗状況を100以上のデータソースから追跡している。

同報告書によると、世界全体で2000年から2023年の間に妊産婦の死亡率は約40%減少、女性が学校を卒業する可能性は高まっており、気候変動における女性のリーダーシップは倍増した。しかし2024年の時点で食料不安に陥っている成人女性は男性よりも6,400万人多い。 女性の極度の貧困率は10%で停滞しており、女性は女性器切除やパートナーからの暴力などの問題に依然としてさらされている。明らかな進展は認められるものの、目標達成の期限まで残り5年となった今、多くの地域は武力紛争に直面しており、2024年だけでも、1990年代以来の最高数である6億7,600万人の女性と女児が武力紛争の手の届く範囲で暮らしている。また、開発援助の資金削減が先行きを不安にしている。

さらなる緊急の対策がなければ2030年には3億5,100万人の女性と女児が依然として極度の貧困の中で暮らすことになるとしている。ジェンダー平等に焦点を当てた投資の拡大には、社会と経済を変革する力があり、2050年までに極度の貧困に陥る女性と女児の数を1億1,000万人削減し、推定342兆米ドルの累積経済利益を解き放つことができると推測が出された。また、ジェンダー間の情報技術の利用の格差(デジタル・デバイド)を埋めるだけでも3,000万人が極度の貧困から抜け出し、2030年までに世界に1兆5,000億米ドルの経済効果を出すという可能性を示している。

 

妊産婦の死亡リスクについてもっと知る→「母体保健と世界の不平等

ジェンダー不平等についてもっと知る→「ジェンダー不平等と世界

国連女性機関(UN Women)(写真: UN Women / Flickr [CC BY-NC-ND 2.0] )

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