ワタラッパンと呼ばれるこのお菓子は、スリランカの伝統的な料理の1つである。
砂糖、卵、ナツメグ、ココナッツなどを用いてつくるプリンのような甘いお菓子で、とくに結婚式や誕生日などの祝いの席、客を招いたときなどに登場する。
ワタラパンの歴史は1700年代初期、オランダの植民地だった時代にまで遡るといわれており、伝統的には主にイスラム教徒によって、「イード・アル・フェトル」と呼ばれるラマダン(断食)の終了を祝う大祭に食べられてきた。現在では宗教にかかわらず、スリランカの各地で食べられている。
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(写真:Ji-Elle / Wikimedia Commons [CC BY-SA 3.0])