こちらは、熱帯や亜熱帯の海に生息するアオウミガメ。実は今、彼らは絶滅の危機にさらされている。
ウミガメの雌雄は、産卵場所の砂の温度によって決まる。温度が高ければメス、低ければオスが産まれる確率が高くなる。そのため地球温暖化により砂の温度が上昇すると、雌雄のバランスが崩れ、繁殖できなくなる可能性があるのだ。一部の地域では、若い個体の99%がメスであったという衝撃的な調査結果が公開されている。
この写真の中には、一体どれほどのオスがいるのだろうか。
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(写真:Papahānaumokuākea Marine National Monument / Flickr[CC BY-NC 2.0])