一見、パラパラと降ってくる雪で楽しそうに遊ぶ子どもの様子に見える。しかし、壁の角を曲がれば、空から降る雪ではなく、燃えている大型ゴミ容器から発生する灰だということがわかる。
ゲリラのストリートアーティストとして活躍している「バンクシー」によってウェールズの壁に描かれた作品なのである。
人間の行動によって引き起こされている気候変動に関するメッセージなのだろうか。現代社会では、大量生産された使い捨てのモノがゴミとなり、大量に燃やされることが、環境破壊をもたらす。やがてそれが地球の温暖化にもつながるため、雪が降らなくなり、その代わりに燃やされたゴミからの灰だけが空を舞う。
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(写真:FruitMonkey / Wikimedia [CC BY-SA 4.0])