タイのスコータイ市内から西へ12キロ行くと、面積約70平方キロメートルの広大な歴史公園が広がっている。
ここは、13世紀のスコータイ王朝の中心地。スコータイは、「幸福の夜明け」という意味で、タイ族による最初の王朝だった。
スコータイ王朝は、近隣諸国や中国などとも積極的に関係を結び、また仏教の普及にも尽力して多くの寺院を建造した。そこからタイの文化芸術の古典様式が花開き、タイの文字や文学が生み出されるなど現在のタイの礎を築きあげた。そんな当時の栄華を偲ばせる荘厳で美しい遺跡群は、ユネスコの世界遺産にも登録されている。
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