オマーンの首都マスカットは、2500メートル級の山地とオマーン湾に挟まれた街。
中でもマトラ地区は、白い建築物が美しく立ち並び人気の観光地となっている。
写真はマトラ地区のスーク(市場)の光景。
1年を通して高温少雨の気候が続くため、人々は屋内での快適なくらしづくりに工夫を施す。
オマーンといえば、カブース・ビン・サイード国王の独裁政権が47年も続いており、これは世界一長い政権。
国王は1970年、当時の王である父に対してクーデターを起こし、王の座についた。首相や外務大臣も兼任しており、オマーンの政治に対して絶対的な権力を持っている。
このように独裁的である一方で、近代化政策やインフラ整備などを推し進め、市民の支持を得ている。
それゆえ中東の中でも平和な情勢のオマーンだが、情報操作やネット規制なども行われている。
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(写真:trabantos/Shutterstock.com)