「気候を変えるのではなく、制度の変更を(System change, not climate change)」。これは2019年9月にカナダのバンクーバーで行われたデモ行進の様子である。
気候変動に対する危機がますます高まる中、政府などに対して具体的な政策を求める声が世界各地で広がっている。2019年の1年間を通じて世界125カ国で気候変動に対する対策を求めるデモが発生した。
経済や社会活動によって気候を変化させることを抑制し、再生可能エネルギーの使用など環境に配慮した取り組みを促す政策や制度などに変更していくことを、人々は求めている。
2019年は、気候変動に対する対策を求めるデモ以外にも、世界各国で大規模なデモが発生した「デモの年」となった。
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(写真:Chris Yakimov/Flickr [CC BY-NC2.0])