キプロス:新石器時代の集落

執筆者 | 2025年12月2日 | ICHIMAI World

木々に囲まれた三本の円柱型の建物。これは、東地中海のキプロス島に残る遺跡、「ヒロキティア」である。ヒロキティアは新石器時代の集落遺跡で、1998年にはユネスコの世界文化遺産に登録されている。この建物は石と粘土で作られており、紀元前7000年から4000年頃まで、住居として利用されていた。火打ち石や、動物の骨、骨を使った道具、石で作られた容器や人型の置物などが発見されており、当時の暮らしを垣間見ることができそうだ。

そんなキプロスは1974年以降、北部の北キプロス・トルコ共和国と南部のギリシャ系キプロス共和国に分断されている。国際連合を交えて幾度もの和平交渉が行われているが、その分断は収束に向かうのだろうか。

 

キプロスの分断についてもっと知る→「「外交の墓場」:分断されたキプロス島

トルコの政治についてもっと知る→「トルコ:拡大する勢力範囲

 

(写真: Tomasz Huczek / Flickr [CC BY-NC-SA 2.0]

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