GNVニュース 2026年1月21日
2025年末の時点で、世界には約16,000の海洋保護区があり、海洋全体のうちの9.6%にあたる約3,500万㎢が保護されている。2024年と比べると、保護された海洋の面積の割合は1.2%増加している。
2025年中に複数の国・地域で海洋保護の動きがあった。大規模なものの1つとしては、フランス領ポリネシアが発表した世界最大の海洋保護区の設置がある。フランス領ポリネシアの排他的経済水域のほぼ全域を保護し、その総面積は480万㎢にも及ぶ。そのうち約90万㎢は完全に保護され、漁業や採掘の一切が禁止される。約18万㎢では、伝統的な方法による漁業だけが許可される。その他の地域では、海洋にダメージを与える採掘や底引き網漁などが全域で制限されるという。
ただし、こうした海洋保護の動きは、2022年の昆明・モントリオール世界生物多様性枠組で定められた陸域、内陸水域、沿岸域及び海域の少なくとも30%を保全するという目標を達成するにはまだ不十分である。また、たとえ海洋保護区に指定されたとしても、環境への破壊行為が許容されうるレベルの保護しか与えられていない地域があることも懸念されている。
2025年のサモアでの海洋保護の動きについて知る→「サモア:太平洋島嶼国初となる規模の海洋保護法制化」
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