太くて長い幹と特徴的な枝の形をした木、バオバブ。バオバブは世界全体で9種存在しているが、その内の6種はマダガスカル固有の種である。
バオバブの用途は幅広い。葉は鉄分を、果実はビタミンCを多く含む食物として、種子はオイルに加工され料理や化粧品として使用されている。また幹は水分を多く保つことができるため、「ボトルの木」とも呼ばれている。一方で、近年の気候変動の影響で、バオバブが枯れてしまう事態も起きているという。
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(写真:Rod Waddington / Flickr [CC BY-SA 2.0])