GNVニュース 2026年2月20日
コロンビアで、武装集団による児童の利用が5年間で4倍に増加したことが、国際連合の検証によって分かった。
コロンビアでは数十年間に渡る紛争の後、2016年に政府と反政府勢力コロンビア革命軍(FARC)の間で和平合意がなされた。しかしその後も、合意に反発したFARC内の派閥や、コロンビア・ガイタン主義自警団(AGC)、民族解放軍(ELN)などのその他の武装集団らが戦闘を繰り広げており、地域住民に多大な影響を及ぼしている。避難を余儀なくされるなどの被害は十数万人に及んでいる。
子ども兵士の増加の原因としては、暴力、貧困、教育の不足、地方のインフラ不整備や福祉の不足などが挙げられている。武装集団に脅迫されて、家族を守るためや、家庭内暴力から逃れるために加入するケースが多い。また、武装集団によって家族から引き離されて、加入せざるを得ない状況に追い込まれる例もある。武装集団が嘘の好条件で未成年を募集するSNS広告も増加しているという。
武装集団は子どもたちを危険性の高い任務につけ、虐待し、彼らが逃亡しようとすれば殺害する。子ども兵士としての経験は、生涯に渡るトラウマを引き起こす可能性がある。未成年者の兵士としての利用は彼らの権利の侵害であり、国際人道法および国際人権法によって禁止されている。
国際連合児童基金(UNICEF)は、子どもたちが教育や保護を受けやすくすること、保護するためのコミュニティを開発することなどを対策として行っている。
コロンビアの歴史・紛争についてもっと知る→「コロンビアの和平が危うい?」
子ども兵士のニュースについてもっと知る→「世界:子ども兵士の募集増加」

子ども兵士を描いた絵:ボゴタ(写真:nubianomad / Flickr [CC BY-NC-SA 2.0])





















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