
これはシンガポールで毎年行われる「ピンク・ドット(Pink Dot)」イベントである。
2009年から公にLGBTの権利や差別解消に向けた法制化を訴えていくために、このイベントが発足した。2009年には1,000人ほどの参加者であったが、2019年の参加者は2万人にも上った。
シンガポール社会は、LGBTに対してまだまだ保守的と言われているが、ピンクドットといった運動で若者がLGBTに対して寛容になりつつある。
シンガポールでは、植民地時代に制定された同性間の性行為を禁止する法律がまだ残っていて、男性同士の性行為は違法とされている。現在、その法律の廃止が法廷で議論されている。
シンガポールと東南アジア諸国のLGBT権利について→「東南アジアLGBTの今」
(写真: Jnzl’s Photos/Flickr [CC BY 2.0])