ここはパキスタン北部・ラホールにあるワジール・ハーン・モスク。
17世紀、ムガル帝国皇帝シャー・ジャハーンの治世の時に、彼の医師であるワジール・ハーンによって作られた。その美しいタイル装飾やミナレット(尖塔)から、ムガル時代で最も華やかに装飾されたモスクであると言われている。
そのほぼ全ての部分が繊細で美しいフレスコ画で飾られた内装や、「カシカリ」と呼ばれる複雑なファイアンス焼きの装飾から、ムガル時代建築を代表する重要なモスクとして認知されており、世界遺産の暫定リストにも掲載されている。
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(写真:Homo Cosmicos / Shutterstock.com)