たくさんの煙突から黒い煙が出ている。これは、バングラデシュの首都ダッカの郊外にあるレンガ炉の様子だ。
バングラデシュには2018年時点で、およそ8,000ものレンガ工場があることが確認された。ここから出る排煙は、健康被害や大気汚染、労働問題などを引き起こしている。さらに、旧式の設備を使い続けていることや、工場が密集していることが問題をより深刻にしている。
政府や国連などはより環境に優しい方式のレンガ炉への移行を促しているが、事業者は導入費用などの面から消極的だという。
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(写真:World Bank Photo Collection / Flickr [CC BY-NC-ND 2.0])